大会長挨拶
第38回ランニング学会大会の開催にあたり

大会長 山内 武
大阪学院大学 経済学部 教授
本学会は、ランニングを科学的に探究し、その成果をスポーツ競技の向上はもとより、健康増進や地域社会の活性化へとつなげることを目的に活動を続けてまいりました。今回、この歴史ある学会大会を大阪学院大学で開催できますことは、私どもにとりまして大きな喜びであり、また光栄なことでございます。
今回のテーマである「ランニングの未来」を展望するとき、私たちは二つの大きな方向性を見出すことができます。ひとつは、科学的知見の進展によって、より安全で効果的なトレーニング法や健康管理が可能になる未来です。もうひとつは、ランニングが世代や国境を越えて人々をつなぎ、持続可能な社会づくりに貢献していく未来です。
本大会では、多様な研究成果や実践報告が共有されます。それぞれの知見が結びつき、新しい発想が生まれることで、ランニングが持つ可能性はさらに広がることでしょう。未来を切り開くのは、ここに集う皆さまお一人おひとりの研究と実践であると確信しております。
今回は、交通の便のよい大阪学院大学で開催いたします。新大阪駅からJR岸辺まで約10分、大阪伊丹空港から阪急正雀駅まで40分程度、そして、最寄りの駅(岸辺、正雀)から大学まで歩5分と全国からのアクセスが非常に便利ですので、ランニングに関心のある多くの皆様のご参加をお待ちしています。
最後に、本大会開催にあたりご尽力いただいたすべての方々に深く感謝申し上げますとともに、参加者の皆さまにとって有意義で実り多い時間となることを心より願っています。
