講演情報
[LS1]DNAシーケンシング技術の過去と現在、そして未来
○小原 收 (かずさDNA研究所ゲノム事業推進部)
現在の生命科学において、DNAシーケンシング技術は不可欠のものとなっている。この段階に至るまでには、1970年代後半に基本的なDNAシーケンシング技術が報告されてからの50年を超える長い研究開発の歴史があったことを忘れてはならない。もはや「歴史」となったこの研究開発の流れを掘り起こし、その上で現在のDNAシーケンシング技術の到達段階を捉え直してみたい。こうした温故知新を踏まえて、近未来的な遺伝学に貢献できるどのような技術がゲノミクス領域で生み出されつつあるかについてできる限り紹介してみたい。