講演情報
[S21-1]遺伝医療において、私ができること
○足立 香織 (鳥取大学 研究推進機構 研究基盤センター)
ヒトゲノム計画(Human Genome Project)の成果として2003年にヒトゲノム配列が公開され、それから約20年の間に遺伝医療は大きく変化を遂げた。難病領域では未診断疾患イニシアチブ(Initiative on Rare and Undiagnosed Diseases(IRUD))が開始され、がん領域ではがんゲノム医療中核拠点病院等が指定され、がん遺伝子パネル検査が保険収載されるなど、遺伝子を解析することにより、診断や治療に役立てることが可能となった。2022年にはヒトゲノムの難読領域も含めて完全な形で解読したことが発表され、今後さらに診断や治療、研究においてゲノム情報を活用することが期待される。
遺伝医療においては、医師、看護師、認定遺伝カウンセラー、臨床検査技師、薬剤師、バイオインフォマティシャン等、多くの職種の関与が必要となる。その中で『私』ができることは何だろうか?この約20年で私が辿った道を提示することで、遺伝医療において『あなた』ができることについて、少しでも手掛かりとなれば幸いである。
遺伝医療においては、医師、看護師、認定遺伝カウンセラー、臨床検査技師、薬剤師、バイオインフォマティシャン等、多くの職種の関与が必要となる。その中で『私』ができることは何だろうか?この約20年で私が辿った道を提示することで、遺伝医療において『あなた』ができることについて、少しでも手掛かりとなれば幸いである。