講演情報
[S21-4]人生 100 年時代にむけた多様なキャリア形成のすすめ
○津田 浩史1,2,3,4 (1.東北大学病院 臨床研究推進センター バイオデザイン部門, 2.順天堂大学 脳神経内科, 3.東邦大学 脳神経内科, 4.バイオジェン・ジャパン 研究開発本部)
我々は、これから明らかな長寿化を迎え、100年以上生きる時代を過ごすことになるでしょう。すなわち、これまで通り60歳あたりで仕事を引退してしまうと、残りは40年となり、それまで働いた時間と同じだけ余生の期間を過ごすことになります 。
現代は、場合によってはVUCAの時代と言われています。VUCAは、1990年代後半にアメリカ国で軍事用語として発生した造語で、Volatility(変動性)、Uncertainty(不確実性)、Complexity(複雑性)、Ambiguity(曖昧性)の頭文字を並べた言葉です。2010年代になって、不安定なビジネスの現場や社会の状況を表すのにVUCAが用いられるようになりました。 このVUCAの時代に、残りの40年間を充実して過ごすためには、健康であることはもちろん、仕事を続けるか、ライフワークと呼べるようなタスクを見つけることになります。この状況を戸惑いや不安でとらえる一方で、人生における選択の幅と機会が広がってきたと積極的に考えられないでしょうか。
私は、この数年間で、神経内科臨床医をベースとして、外資製薬企業で新薬の開発業務と、そして東北大学病院臨床研究推進センター・バイオデザイン部門と繋がってきました。東北大学病院臨床研究推進センター・バイオデザイン部門は、大学病院が医療のみならず、次の時代を見据えた価値を社会に提供する舞台となっています。この舞台では、20歳前後の学生が社会の課題解決の手法を学び、VUCA時代の指針を提供しています。
このセッションで、これまでの私の経験や現在の取り組みの紹介します。皆様の人生100年時代における選択の幅や繋がりのきっかけになれば幸いです。
現代は、場合によってはVUCAの時代と言われています。VUCAは、1990年代後半にアメリカ国で軍事用語として発生した造語で、Volatility(変動性)、Uncertainty(不確実性)、Complexity(複雑性)、Ambiguity(曖昧性)の頭文字を並べた言葉です。2010年代になって、不安定なビジネスの現場や社会の状況を表すのにVUCAが用いられるようになりました。 このVUCAの時代に、残りの40年間を充実して過ごすためには、健康であることはもちろん、仕事を続けるか、ライフワークと呼べるようなタスクを見つけることになります。この状況を戸惑いや不安でとらえる一方で、人生における選択の幅と機会が広がってきたと積極的に考えられないでしょうか。
私は、この数年間で、神経内科臨床医をベースとして、外資製薬企業で新薬の開発業務と、そして東北大学病院臨床研究推進センター・バイオデザイン部門と繋がってきました。東北大学病院臨床研究推進センター・バイオデザイン部門は、大学病院が医療のみならず、次の時代を見据えた価値を社会に提供する舞台となっています。この舞台では、20歳前後の学生が社会の課題解決の手法を学び、VUCA時代の指針を提供しています。
このセッションで、これまでの私の経験や現在の取り組みの紹介します。皆様の人生100年時代における選択の幅や繋がりのきっかけになれば幸いです。