講演情報
[S5-4]遺伝カウンセリングロールプレイ研修体制の再構築
○福島 明宗1,2 (1.岩手医科大学 医学部 臨床遺伝学科, 2.日本遺伝カウンセリング学会研修委員会)
「はじめに」
遺伝カウンセリングの技術と態度の習得には、研修施設の研修のみならずロールプレイ(RP)による研修が有効である。RPでクライエントの立場を経験することにより、その心情や背景への理解が深まり、より良い遺伝カウンセリングの提供につながるため、遺伝医療に携わるものにとっては必須項目である。
「これまでどうだったのか/何が課題だったのか」
臨床遺伝専門医制度下における遺伝カウンセリングRP研修は、JSHG主催の遺伝医学セミナー、GCRP研修会とJSGC主催の遺伝カウンセリング研修会、遺伝カウンセリングアドバンスドセミナー(アドバンスドセミナー)で実施されていたが、研修会相互での対象者の明確化やカリキュラムの調整は行われず、それぞれ独立した企画および運営で実施されていた。従ってテーマの偏りや実施方法の違いなどがあり、系統的な研修カリキュラムでの実施にはなっていなかった。
「どう変わった/これからどう変わっていくのか」
両学会共通の系統的なRP研修制度とすべく、2021年より遺伝関連人材育成会議にて新制度設計の検討を重ね、対象者を層別化して、1) GCRP研修会、2) 遺伝カウンセリング研修会、3) アドバンストセミナーの3部構成とし、それら全てをJSGC研修委員会が運営する体制に移行した。
1)GCRP研修会:専攻医向けで募集人数は300-400名。JSHG のWebCast ClinicalNotes (CNs)に掲載されている基本疾患を題材に、「成人期・周産期」と「小児期・腫瘍」 のRPを実施。
2)遺伝カウンセリング研修会:有資格者の初学者(専門医、認定遺伝カウンセラー:CGC)向けで募集人数は100名程度。講義部分はe-learningでのCNsや専門講義を用いて事前視聴とし、2 日で 4領域の RP を実施。
3) アドバンストセミナー:遺伝領域の有資格者の生涯教育を目的とし、専門医、CGC向けで募集人数は若干名。より高度かつ先進的な内容について、専門講義とRPを実施。
遺伝カウンセリングの技術と態度の習得には、研修施設の研修のみならずロールプレイ(RP)による研修が有効である。RPでクライエントの立場を経験することにより、その心情や背景への理解が深まり、より良い遺伝カウンセリングの提供につながるため、遺伝医療に携わるものにとっては必須項目である。
「これまでどうだったのか/何が課題だったのか」
臨床遺伝専門医制度下における遺伝カウンセリングRP研修は、JSHG主催の遺伝医学セミナー、GCRP研修会とJSGC主催の遺伝カウンセリング研修会、遺伝カウンセリングアドバンスドセミナー(アドバンスドセミナー)で実施されていたが、研修会相互での対象者の明確化やカリキュラムの調整は行われず、それぞれ独立した企画および運営で実施されていた。従ってテーマの偏りや実施方法の違いなどがあり、系統的な研修カリキュラムでの実施にはなっていなかった。
「どう変わった/これからどう変わっていくのか」
両学会共通の系統的なRP研修制度とすべく、2021年より遺伝関連人材育成会議にて新制度設計の検討を重ね、対象者を層別化して、1) GCRP研修会、2) 遺伝カウンセリング研修会、3) アドバンストセミナーの3部構成とし、それら全てをJSGC研修委員会が運営する体制に移行した。
1)GCRP研修会:専攻医向けで募集人数は300-400名。JSHG のWebCast ClinicalNotes (CNs)に掲載されている基本疾患を題材に、「成人期・周産期」と「小児期・腫瘍」 のRPを実施。
2)遺伝カウンセリング研修会:有資格者の初学者(専門医、認定遺伝カウンセラー:CGC)向けで募集人数は100名程度。講義部分はe-learningでのCNsや専門講義を用いて事前視聴とし、2 日で 4領域の RP を実施。
3) アドバンストセミナー:遺伝領域の有資格者の生涯教育を目的とし、専門医、CGC向けで募集人数は若干名。より高度かつ先進的な内容について、専門講義とRPを実施。