Presentation Information
[1C07]Statistical evaluation of individual external exposure dose of outdoor worker and ambient dose rate at evacuation ordered zones after the Fukushima Daiichi nuclear power station accident
*Motofumi Saisu1, Tadahiko Ando1, Keizo Uchiyama1, Toshihiro Ueno1, Koichi Takizawa1, Yuji Endo1, Kazuya Yoshimura2, Yukihisa Sanada2 (1. TEPCO HD, 2. JAEA)
Keywords:
individual external dose,ambient dose rate,airborne radiological monitoring,integrated dose rate map,conversion coefficient
福島県被災地における被ばくの実態把握は、避難指示解除の検討等において重要であるが、個人線量計測では計測範囲が限られる。広域に被ばく線量を推定する方法の一つに、シームレスに計測した航空機モニタリングや統合マップによる空間線量率データの活用が挙げられるが、帰還困難区域等における検討事例は報告されていない。本研究では、2020~2022年度において、避難指示区域等における東電社員の屋外作業時の個人線量を201人分計測し、航空機モニタリングおよび統合マップによる空間線量率データから単位時間あたりに換算した個人線量への換算係数として評価した。航空機モニタリングデータでは0.44、統合マップによる空間線量率では0.77が得られた。統合マップデータの結果は、地上計測で得られる換算係数0.7に近く、帰還困難区域においても統合マップによる被ばく線量推定が有効であることが明らかとなった。
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