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[1C15]Dose contribution of internal irradiation with submersion nuclides

*Kentaro Manabe1, Shuhei Murota1, Yuko Murakami2, Fumiaki Takahashi1 (1. JAEA, 2. NAIS)

Keywords:

submersion,effective dose rate coefficient,internal exposure

放射性希ガスのように、吸入しても体内にほとんど取り込まれない核種(サブマージョン核種)に対する線量評価では、身体組織への集積による被ばくよりも、人体を取り囲む空気に含まれる核種による外部照射と呼吸気道等の体内の空気に含まれる核種による内部照射が被ばく源として重要となる。しかしながら、ICRPが公開したサブマージョン核種に対する新しい線量率係数(単位濃度・時間あたりの実効線量)は、内部照射による線量寄与を考慮していない。そこで、開発している内部被ばく線量評価コードを用い、サブマージョン核種が呼吸気道内で1回壊変したときの各組織・臓器の等価線量を算出し、内部照射による線量寄与を評価した。その結果、1回壊変あたりの放出エネルギーが数百keV程度のβ壊変核種であるAr-39, Ar-42, Kr-85等は、内部照射の寄与が総線量の95%を超えていることから、サブマージョン核種による被ばくにおいて内部被ばくを考慮する必要があることを明らかにした。

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