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[2M02]Evaluation of the interaction between flaky biotite and Eu in a saline environment

*Kai Hatano1, Taiji Chida1, Tsugumi Seki1, Yuichi Niibori1 (1. Tohoku Univ.)

Keywords:

biotite,europium,geological disposal,sorption,coexisting ion,diffusion,ion exchange

地層処分の安全評価において、核種と岩盤の相互作用の評価が重要な要素の一つとなる。本研究では、岩盤において核種を顕著に収着する黒雲母の存在状態に着目して、黒雲母を粉砕することなく薄片状で用い、Euの収着挙動を塩水環境としてNaおよびCa共存下において調べた。pHを3および5に調整したEu(NO3)3溶液15 mLと5 mm四方の薄片状黒雲母3.0 gを混合し、一日一回撹拌しつつ一週間に亘り25℃の恒温槽内で相互作用させた。その間,サンプリングを計7回行い、液相中のEu濃度の経時変化からEu収着量および黒雲母の層間への見かけの拡散係数を評価した。実験では液固比を一定に保つため、サンプリングの際に採取した溶液と同じ濃度・体積の溶液を調整し、容器に戻した。また、実験後の薄片状黒雲母に対し、TOF-SIMSによる薄片内のEu分布取得、および、蛍光分光分析を行った。その結果、NaおよびCaは薄片状黒雲母に対するEuの収着量を増加させる傾向を持つことが明らかになった。

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