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[P1-05]鉄道網による移動時間短縮を考慮した都市の人口分布の集積性の評価

*Tatsuya Kanzaki1, Sunyong Eom1, Tsutomu Suzuki1 (1. University of Tsukuba)
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Keywords:

人口分布,モラン係数,鉄道網

都市のコンパクト化の推進が世界各地で目指されており、公共交通による移動の促進が特に重要な政策として位置づけられている。また公共交通網それ自体にも駅間の移動時間を短縮させるため都市をコンパクトにする働きを持っているといえるが、既往研究においては鉄道網の移動時間短縮効果が空間指標に与える影響について定量的に示した研究は少ない。そこで本研究では鉄道網の発達している世界の主要都市を対象として、鉄道網が人口分布のコンパクトさに与える影響について分析する。具体的には都市内部の各メッシュ間において、道路網のみの移動時間と道路網と鉄道網両方を用いた移動時間を算出し、総移動時間と人口分布の集積性を表すモラン係数を計算する。既往研究を参考にし、道路網での移動速度を時速30km、鉄道網による移動速度を時速60kmとして計算を行う。