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[P1-37]国内の主要なCO2排出源の空間分布:「温室効果ガス排出量算定・報告・公表制度」の公開情報を用いた空間分析
*Ryuta Tsurumi1, Takahiro Yoshida2 (1. NIKKEN SEKKEI Research Institute, 2. The University of Tokyo)
Keywords:
気候変動,温室効果ガス,温対法,温室効果ガス排出量算定・報告・公表制度,カーボンニュートラル
都市における気候変動対策において、都市のCO2をはじめとする温室効果ガスの排出量の理解が重要である。国内では温対法に基づき、温室効果ガスを一定量以上排出する者は国への報告が義務づけられている。さらにこの報告制度において、2021年度以降は事業所単位の情報が一般公開されており、従来の公開情報からは難しかった実績に基づく都市の地理空間的な温室効果ガス排出の実態を把握することが可能となった。そこで本研究では、「温室効果ガス排出量算定・報告・公表制度」の公開情報を用い、排出場所・排出量をGISで可視化することで都市における主要な温室効果ガスの排出の実態を明らかにした。ケーススタディとして東京都と対象として、公開されている事業所名からGoogle Apps Scriptを用いて事象所の住所・緯度・経度を推定した。
