[P2] ポスター発表 #2

[P2-01] カッコウ探索を用いた津波災害時の避難経路探索法の提案

*Takeya Okimura¹, Kayoko Yamamoto¹ (1. The University of Electro-Communications)

Keywords:

カッコウ探索,ヒューリスティック,津波災害,避難経路探索,緊急避難場所

津波災害では、地震発生から津波の到達までの猶予時間に、速やかな避難をする必要がある。しかし、緊急避難場所までの最短経路が最適な経路とは限らず、津波との遭遇を避けた避難経路を選ぶ必要がある。
災害時のように様々な条件下で最適な経路を効率的に求めるには、短時間で適した解を求めることができるヒューリスティックが有効であり、その中でもより効率的に答えに近づけるアルゴリズムとして、カッコウ探索が挙げられる。カッコウ探索はカッコウの托卵行動にヒントを得た最適化法であり、このアルゴリズムを用いることで、地理的条件を考慮して緊急避難場所までの最適な経路を導出することができる。
本研究は、津波災害時の避難における津波との遭遇を避けた緊急避難場所までの経路を、カッコウ探索を用いて導出する方法の提案を目的とする。各地点での津波の浸水開始時間や避難者の移動時間等を考慮することで、より安全な避難経路の導出を図る。