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[C2-01]土地被覆ソフト分類における空間誤差評価手法の提案
*Narumasa Tsutsumida1, Takahiro Yoshida2, Daisuke Murakami3, Tomoki Nakaya4 (1. Saitama University, 2. University of Tokyo, 3. The Institute of Statistical Mathmatics, 4. Tohoku University)
Keywords:
地理的加重,クリギング,アイチソン距離
土地被覆は、リモートセンシングなどの観測画像から、事前定義された土地被覆クラスを空間単位(グリッド)ごとに割り当てるハード分類が一般的である。この方法は、各グリッドが一つの土地被覆クラスに属するという前提に基づいている。しかしながら、グリッドサイズの制限により観測グリッド内に複数の土地被覆が混在してしまうミクセル問題(mixed pixel problem)が知られている。このため、各グリッドにおいて複数の土地被覆クラスが存在する可能性を考慮し、その存在割合を推定するソフト分類の重要性が増している。各グリッドでは土地被覆を比率データで表現することになるが、その分類精度を空間的に評価する手法は確立していない。本研究では、空間的不均一性および空間的自己相関を考慮したAitchson距離を提案し、土地被覆ソフト分類データを空間的に評価する。
