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[C3-04]デジタル電話帳とオープンデータを用いた店舗廃業確率予測モデルの構築

*Kento Kokubo1, Kotaro Mizutani1, Yuki Akiyama1 (1. Tokyo City University)
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Keywords:

デジタル電話帳,オープンデータ,機械学習,立地環境,店舗間競争

近年,日本では全国的な店舗数の減少に伴い,空き店舗の増加が続いており,特に商店街における空き店舗の増加とそれに伴う商店街の魅力と活力の低下が課題となっている.そこで,空き店舗が増加しつつある商店街では,新たな店舗を誘致することで,この課題の解決を図ろうとしている.しかし,計画性の低い店舗誘致は短期間での廃業に至り,周辺の不動産価値をさらに低下させる事例も報告されている.一方,一部の大企業は,各店舗の売上や来客数などの詳細なデータをもとに出店計画を立案しているが,中小企業はこれらのデータを保有していないため,十分な出店計画を検討することが困難である.そこで,本研究ではデジタル電話帳とオープンデータを用いて,店舗の将来廃業確率を予測するモデルを構築し,出店後に長期間存続することが期待される店舗の誘致を支援する技術の開発を行った.その結果,特に総合小売業や宿泊業で高い予測精度のモデルが実現した.