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[C7-02]公共賃貸住宅の維持保全データ管理における3次元座標利用の有効性の考察

*Koji KATAYAMA1 (1. National Graduate Institute for Policy Studies)
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Keywords:

公共賃貸住宅,維持保全,WEBアプリケーション,スマートフォン,BIM

2025年度末までに国土交通省は建築物の確認申請にBIMデータを正式に提出することを可能にする予定である。審査は現行の2次元図面に基づくが、将来的にはBIMデータによる審査が予定され、BIMデータの活用が期待されている。今後、建築物のBIMデータのストックが増える中、一つの活用として維持保全の場面が考えられる。本稿では、公共団体等が管理する公共賃貸住宅の維持保全業務にスマートフォンとWEBアプリケーションを用いて日常点検データを3次元座標で管理する手法を提案する。絶対座標による維持保全情報の管理を行うために国土地理院地図APIを利用し、絶対座標を基にしたIDをBIMの空間オブジェクトにプロパティとして付与し、維持保全データベースとの連携を図るWEBアプリケーションの試作を通じて考察を行う。