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[D1-04]オープンアクセス衛星データを利用した建物検出精度向上のための立地特性分類手法の考察
*Koji Ogino1, Toshihiro Osaragi1 (1. Institute of Science Tokyo)
Keywords:
建物検出,建物立地特性,ロジスティック回帰,Vision Transformer,Sentinel-2
衛星画像から高精度に建物を検出するためには，高解像度の衛星データが必要であるが，高価なため一般には入手が難しい．代替データとして，全世界を数日毎に観測しているオープンアクセスの衛星データを用いた建物検出に期待が高まっているが，解像度が低いため，精度よく建物を検出することは難しい．本稿では，建物の大きさや密集の程度（立地特性）毎に建物検出モデルを構築することで，精度向上が図れるのではないかと考えている．そこで，まず人口や植生指数，夜間光量等の統計量および深層学習の画像分類により，立地特性（棟数の多少，大規模建物の有無）毎にエリアを分類する方法について検討する．次に，分類したエリア毎に建物検出モデルを構築し，オープンアクセスの衛星データから建物を検出する際の効果的な立地特性の分類手法と検出精度への影響について考察する．