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[E1-01]日本における交通事故の時間的推移と地域環境特性の関係についての分析

*Yoshito Amai1, Masahiko Ishihara1 (1. Kanazawa Institute of Technology Graduate School of Engineering)
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Keywords:

交通事故,時空間ホットスポット分析,因子分析,地域特性

日本における交通事故の件数は年々減少傾向にある。しかし、事故による死者数は少なくなく、より一層の交通安全対策の取り組みが必要である。近年、交通事故は空間的にも時間的にも変化することが指摘されている。そのため、事故の空間的な特徴に加えて、時間的推移についての分析を行い、合理的な根拠に基づいた交通安全計画を立てる必要がある。本研究では日本における2019~2022年の交通事故オープンデータの空間的・時間的変遷を分析し、事故が集中しているホットスポットと、事故が少ないコールドスポットを明らかにするとともに、道路環境や交通状況といった地域特性の違いに注目し、ホットスポットとコールドスポットの形成との関連を明らかにする。そして、時間の推移による事故件数の変化に着目し、事故件数の増加・減少と地域特性や事故対策実施状況との関連を分析し、事故を抑制できている、できていない原因を明らかにすることを目的とする。