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[E1-04]特殊詐欺の時空間分析-被害過程に注目して
*Takahito SHIMADA1 (1. National Research Insitute of Police Science)
Keywords:
特殊詐欺,時空間分析,被害への行程,被害リスク分析,空間集計単位
近年大きな社会問題となっている特殊詐欺の対策として,平時においては,警察署や市町村による日常的な防犯教室や戸別訪問(巡回連絡)が,被害者が騙された後には,ATMでの送金時の阻止(還付金詐欺),コンビニエンスストアでの電子マネー購入の阻止(架空請求詐欺)といった「水際阻止」が行われている。これらの対策を効果的に実施するためには,前者では市区町村・警察署単位の被害リスク分析,後者では,それよりもより高い空間解像度の分析が有用だと思われる。本研究では,近畿圏の1警察本部管内で発生した特殊詐欺被害について,複数の空間集計単位での分析を行った。
