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[E2-02]VR空間における座席選択実験中の視線予測について

*Takumi Nishikawa1, Toshihiro Osaragi1, Maki Kishimoto1, Hiroyuki Kaneko2, Shokatsu Chen2, Junichi Makieda3 (1. Institute of Science Tokyo, 2. Kajima Technical Research Institute, Kajima Corporation, 3. Architectural Design Division, Kajima Corporation)
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Keywords:

座席選択行動,ロジットモデル,視線計測,注視時間,VR空間

不特定多数の人が利用可能なアトリウム空間の設計・計画を行う上で、来訪者の座席選択性向を把握することは重要である。筆者らはこれまで、VR 空間内での座席選択実験を行い、被験者の着座中の視線データを説明変数に組み込んだ座席選択モデルを構築し、視環境が座席選択行動に及ぼす影響について検討してきた。しかし、被験者の視線データは実験をとおして得られることから、設計・計画段階における空間へ直接適用することは困難であった。そこで本稿では、視線データを目的変数、空間内の各種物理量を説明変数とする視線予測モデルを構築することで、実験を行わずとも視線を考慮した座席選択推定が可能となるようモデルの拡張を試みる。