Presentation Information
[E5-03]GPSログに基づく行動推定データを用いた人々の社会的接触可能性の時空間的把握
*Yuki Yoneda1, Mamoru Amemiya1 (1. University of Tsukuba)
Keywords:
GPSログデータ,行動推定データ,社会的接触
日本では人口減少が進行しており他者との接触する機会の減少が危惧される。また、少子高齢化の進行・社会経済的格差によりコミュニティを構成する人口の属性に偏りが生じるなど、他者との接触は、多様性の低下も課題となりつつある。本研究では、人口減少地域を対象に、人々の他者との接触可能性を社会的接触可能性と定義し、量と多様性の両面から、その実態を明らかにする。使用データは、GPSログデータから推定された、2022年5月の鳥取県における代表的な休日1日の全人口行動推定データである。分析では、まず、個人の1日における社会的接触可能性の量・多様性の推移をもとに類型化を行い、個人属性による違いをみる。次に、公共空間における社会的接触可能性の量・多様性の時間推移をもとに、社会的接触可能性と都市環境の関係を明らかにする。これにより、人口減少局面においても人々の社会的接触を維持する施策や、環境デザイン等への示唆を得る。
