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[E7-03]データ品質検証ツールを用いたOpenStreetMapにおける編集傾向と特徴

*Toshikazu Seto1 (1. Komazawa University)
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Keywords:

OpenStreetMap,ボランティア地理情報,データ品質検証ツール,新規貢献者

OpenStreetMap(OSM)は、地図編集に関わる貢献者が多様であることから、データの品質を巡って様々な検証ツールや手法が開発されてきた。近年では、コミュニティだけでなく、民間企業、人道支援活動など様々な目的をもったマッピングが進むほか、AI-assistedな手法も模索されている。そこで本研究は、OSMの編集履歴データを解析するOpenStreetMap Changeset Analyser(OSMCha)を用いて、日本全国の過去1年間における編集傾向について分析し、一度に大量のデータ編集があったパターンなど編集に際するエラー要素の有無を検証する。また日本では、災害発生時にクライシスマッピングが展開されることで新規貢献者(New Mapper)が参加する傾向があるため、通常時と比較した編集活動の相違点についてもデータに基づき考察する。