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[SY13-2]Consideration of occlusion harmonize to living body

*Fumi Mizuhashi1 (1. Department of Removable Prosthodontics, The Nippon Dental University School of Life Dentistry at Niigata)
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Keywords:

咬合,下顎位,顎関節

安定した咬合とは何か.日本補綴歯科学会のガイドラインには,正常な咬合接触状態の診断基準として,咬頭嵌合位が顆頭安定位にあること,咬頭嵌合位への閉口時に早期接触がなく安定した咬合接触があること,偏心滑走運動時に咬頭干渉がなく適正なガイドがあること,が挙げられている.
 1つ目は「咬頭嵌合位が顆頭安定位にあること」であるが,顆頭安定位とは下顎頭が下顎窩のなかで緊張なく安定する位置をいう.すなわち,咬頭嵌合位の評価は,下顎窩に対する下顎頭の位置を評価したうえで行う必要がある.2つ目は「咬頭嵌合位への閉口時に早期接触がなく安定した咬合接触があること」であるが,この中に,弱いかみしめでの接触位置が強いかみしめでも変化しないことが挙げられている.かみしめにより咬合接触位置が変化する咬合は不安定,ということになるが,かみしめによる咬合の変化には,顎関節の状態が関わっており,咬合の安定には顎関節の安定が必要であるといえる.3つ目は「偏心滑走運動時に咬頭干渉がなく適正なガイドがあること」であるが,作業側では犬歯あるいは犬歯と小臼歯での接触が望ましいとされている.このような安定した咬合は,顎関節や咀嚼筋を含む顎口腔系に異常をきたさない,生体と調和した咬合といえる.生体と調和した咬合は,有歯顎のみならず,部分欠損および無歯顎においても,有歯顎と同様に捉えて設定するとよいのではないだろうか.
 本講演では,咬合の安定,咬合の変化に関わる要因を確認しながら,症例を交えて生体と調和した咬合について考えていきたい.