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[XI-20-33]ブタ腸管上皮細胞においてミトコンドリア機能を改善するポストイムノバイオティクスの探索

*Fu Namai1,2, Mai Suzuki1, Hinako Kasahara1, Keita Nishiyama1,2, Wakako Ohtsubo1,2, Haruki Kitazawa1,2 (1. Tohoku Univ, 2. CFAI)
【目的】ミトコンドリアは、エネルギー生産に重要な細胞小器官で、生命維持の要である。腸管におけるミトコンドリアの機能異常は、過剰な活性酸素種(ROS)の産生を誘導し、バリア機能の低下や炎症の誘導に関連している。そこで本研究では、ブタ腸管上皮細胞を用いた腸管炎症モデルにおけるミトコンドリア機能を測定すると共に、ミトコンドリア機能を改善するイムノバイオティクスの探索を目的とした。

【方法】ブタ腸管上皮細胞を3.0×104 cells/mLで播種し、4日間培養後、ポストイムノバイオティクス候補株(加熱死菌体)を添加した。24時間後に細胞を洗浄し、5%デキストラン硫酸ナトリウム(DSS)を添加した。3時間後にMitoROS™ 580を用いてROS産生量を測定すると共に、フラックスアナライザーにより酸素消費率を評価した。

【結果】ブタ腸管上皮細胞をDSSで刺激することで、ROS産生が誘導され、ミトコンドリア機能の異常が示唆された。DSSで誘導されたROS産生はLigilactobacillusL.) salivarius 菌株の前刺激で、有意に抑制された。一方で、その他の候補株では、ROSの産生抑制能は見られなかった。酸素消費率はDSSの刺激で低下したが、L. salivarius 菌株の前刺激で基礎呼吸と最大呼吸に有意な改善が見られた。

【謝辞】BRAIN (No. 01002AB2)、AMEDムーンショット