About Educational Lecture (Day 1, June 9)
Education Lecture
Date:June 9 (Tueu.) , 2026
Time:13:00-14:30(JST)
Venue:Room B
![]() | Prof. Kiyokazu Agata (NIBB, Japan) |
「再生研究50年、そして50回目の発生生物学会」
大学3年生になったばかりの1977年、東京の三菱生命研で開催された第10回の発生生物学会に参加してから、今年で50回目の発生生物学会となる(海外留学ができなかったので50回連続の皆勤賞だ!)。発生生物学会に育ててもらい、今や発生生物学会の『琵琶法師*』となった。『生きた化石』になる前に教育講演をやらせてもらえるとは、ありがたい。
この半世紀にわたる間の生物学全般での技術革新としては遺伝子クローニングやモノクローナル抗体を含む分子生物学的手法の導入とゲノム編集となるが、私にとっての発生分野でのサイエンスとしての衝撃ベスト3は①インターカレーションモデルと極座標モデルによる再生現象の解釈、②ショウジョウバエの発生突然変異体の解析(ホメオボックス発見とsog/chordinを含む)によるシュペーマンオーガナイザーからの脱却、③禁断の進化研究に進化発生学そしてゲノム科学として参戦、となります。日本の発生生物学会としての衝撃トップ3は、①20分の口頭発表/2会場の普遍原則システムからポスター発表の導入さらにはパワポ発表への変遷、②国際化を見据えた学会のグローバル基準の導入(DGDのWileyへの移籍や年会発表の完全英語化とそれに伴う国際共同開催年会など)、③一早いデジタル化や固定事務局による学会運営と学会事務センター破産事件、となるのでしょうか。なぜ進化研究が発生生物学分野で禁断だったかについて、今の世代には意味不明だと思うのですが、発生研究の歴史を見ると成程と納得できる話などを盛り込みたいと思います。
*注: 独自の解釈や創作を加えながら過去の物語を口伝で広めていき、次世代へ過去の反省を活かした将来への道を考える機会を提供する語り部

