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[生涯スポーツ-A-01]鶴ヶ島モデル「チームつるがしま」の初年度評価①(経)
*Masako Mizukami1, Mayumi Onozato2, Mariko Emukai3 (1. Sugino Fashion Callege, 2. Shobi University, 3. Tsurugashima Junior Sports Clubs Association)
本研究は、鶴ヶ島モデル「チームつるがしま」がまちづくりの視点を踏まえた新たな地域スポーツ活動の試みとしてマネジメントを検討することを目的とする。モデル事業となる「チームつるがしま」は、令和6年4月に「埼玉県地域クラブ活動推進計画」が発表され、埼玉県鶴ヶ島市教育委員会生涯学習スポーツ課が、地域クラブ化支援モデル事業として準備を重ねてきた。活動の目標は、行政機関や他の中学校との連携、世代を超えた指導者や異種目との交流など、地域で子どものスポーツ活動を支え、関係した人々が、生きがいややりがいを感じることができることを目指すものである。実際の事業である「チームつるがしま」の初年度の対象種目は、市内全中学校に部が存在するバスケットボール、実施場所は市内の中学校で各回を持ち回り、1回3時間、男女各4回、参加費無料で実施した。指導者は、県立高等学校部活指導者、スポーツ少年団指導者があたった。本研究では、取り組みの初期段階として、活動内容が目標に向けて効果的・効率的に機能しているか、生徒たちのニーズや活動への期待、関連するステークホルダーからの支援計画など、今後のマネジメントプロセスに有効な評価方法を意識し、調査項目を設定した。具体的には、参加生徒の基本特性、スポーツ特性およびバスケットボール特性をはじめ、今回のモデル事業での活動に関する期待や活動に参加して感じたことなどの項目に対して5段階スケールで回答を求めた。調査は、活動の中心となる参加生徒を対象に初回の事業実施前と、最終回の事業実施後および参加生徒の保護者に対し、質問紙によるアンケート調査を実施した。本モデル事業の準備段階で計画していた鶴ヶ島市の目指すまちづくりや支える人々の生きがい・やりがいなどの調査は今後の継続的な課題となるが、実際の初期事業展開での今回の調査結果から、今後のマネジメントの重要な課題等が示唆された。
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