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[生涯スポーツ-A-07]スポーツの実施意向,職場での取組,参画状況がWell-beingに及ぼす影響に関する基礎的研究(測,教,政)「スポーツの実施状況等に関する世論調査」のデータを活用して
*SEIGO NAKAYAMA1,2, Ryoji Tahara3 (1. Sports for Health Division, Japan Sports Agency, 2. Graduate School of Human-Environment Studies, Kyushu University, 3. Department of Human Sciences, Seinan Gakuin University)
本研究は、運動・スポーツが人々の幸福感および充実感といったWell-beingに及ぼす影響を明らかにするための基礎資料を得ることを目的とした。具体的には、「運動・スポーツの実施意向」、「職場における運動・スポーツ推進」、「スポーツの参画状況(する・みる・ささえる)」の三つの側面に焦点を当て、Well-beingとの関係性を検討した。なお、本研究では、「令和6年度スポーツの実施状況等に関する世論調査」(スポーツ庁,2025)の二次データを使用した。分析に用いた主な項目は、「幸福感、日常生活の充実感、スポーツ実施希望頻度、職場における運動・スポーツの取組、スポーツ参画状況」とした。なお、幸福感と日常生活の充実感を合わせた得点をWell-being得点として分析を行った。主な結果は以下の通り。
1.スポーツ実施頻度および実施希望頻度がともに週1日以上である群は、他群よりWell-being得点が有意に高い結果を示した。また、週1日以上実施できていない場合でも、実施希望頻度が週1日以上である群は週1日未満の群よりも有意に高い結果を示した。
2.職場における運動・スポーツの取組では、取組がない群が有意に低く、取組が1個の群よりも2個以上の取組がある群が有意に高い結果となった。
3.スポーツ参画状況では、3つすべてに参画している群(するみるささえる群)が有意に高く、次に2つが重なっている群(するみる群、するささえる群等)、1つのみの群(するのみ群、みるのみ群等)、非参画群の順にWell-being得点が有意に低下する結果となった。
これらの結果から、運動・スポーツの実施意向や職場での運動・スポーツの取組、スポーツの参画状況がWell-beingに影響を及ぼしている可能性が示唆された。
1.スポーツ実施頻度および実施希望頻度がともに週1日以上である群は、他群よりWell-being得点が有意に高い結果を示した。また、週1日以上実施できていない場合でも、実施希望頻度が週1日以上である群は週1日未満の群よりも有意に高い結果を示した。
2.職場における運動・スポーツの取組では、取組がない群が有意に低く、取組が1個の群よりも2個以上の取組がある群が有意に高い結果となった。
3.スポーツ参画状況では、3つすべてに参画している群(するみるささえる群)が有意に高く、次に2つが重なっている群(するみる群、するささえる群等)、1つのみの群(するのみ群、みるのみ群等)、非参画群の順にWell-being得点が有意に低下する結果となった。
これらの結果から、運動・スポーツの実施意向や職場での運動・スポーツの取組、スポーツの参画状況がWell-beingに影響を及ぼしている可能性が示唆された。
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