Presentation Information
[生涯スポーツ-A-09]アダプテッド・スポーツの観点を地域の防災コミュニティ形成に活かす可能性に関する検討(ア)下馬・野沢×日大 防験(防災体験)&スポーツフェスを通して
*Katsuyuki Kondo1 (1. Nihon University)
N大学Sキャンパスには、危機管理学部とスポーツ科学部があり、それぞれの学部の特色を活かした地域連携事業を展開している。その一環として危機管理学部Aゼミは、学生が町の防災を考え、実際に町歩きを行うという一連の企画を立ち上げ実践することにより、幅広い年代の住民との触れ合いのノウハウを学んだり、実学としての防災に対する企画力が醸成されるような活動を行なってきた。2023年度、AゼミではSキャンパスのあるU地区において学生が企画した防災ツアーを行った。一方でスポーツ科学部Bゼミでは、世田谷区を中心として、多様な人々が一つのスポーツに参加できるアダプテッド・スポーツの特色を生かした取り組みを行なってきた。
今回、両学部協働によるアプローチを用いて、地域住民の防災意識を高めることと、平時の地域コミュニティをスポーツによって活性化させることを目指した「防験(防災体験)&スポーツフェス」を行った結果を分析し、アダプテッド・スポーツの射程の広がりに関する議論を行うことを目的として本発表を行う。
本研究では、参加学生ならびに参加者に対するインタビューを実施し、参加学生と参加者の発話内容を用いた質的な分析方法を用いた。
参加学生の発話内容からは、事前検討していた以上に、紙風船バレーボールの実施が、参加者同士のコミュニケーションを活発化させていた様子を捉えることができた。参加者からも、紙風船を作成する過程から、どのようにしたら上手く作成できるかなど、参加者同士で会話が弾み、実施に行った紙風船バレーボールでも協力しながら楽しめた様子がうかがえた。
これらのことから、アダプテッド・スポーツの観点を用いた地域コミュニティ形成を考える上では、スポーツをお互いにつくりあげながら実施するという内容が含まれることが効果的であると考えられた。
今回、両学部協働によるアプローチを用いて、地域住民の防災意識を高めることと、平時の地域コミュニティをスポーツによって活性化させることを目指した「防験(防災体験)&スポーツフェス」を行った結果を分析し、アダプテッド・スポーツの射程の広がりに関する議論を行うことを目的として本発表を行う。
本研究では、参加学生ならびに参加者に対するインタビューを実施し、参加学生と参加者の発話内容を用いた質的な分析方法を用いた。
参加学生の発話内容からは、事前検討していた以上に、紙風船バレーボールの実施が、参加者同士のコミュニケーションを活発化させていた様子を捉えることができた。参加者からも、紙風船を作成する過程から、どのようにしたら上手く作成できるかなど、参加者同士で会話が弾み、実施に行った紙風船バレーボールでも協力しながら楽しめた様子がうかがえた。
これらのことから、アダプテッド・スポーツの観点を用いた地域コミュニティ形成を考える上では、スポーツをお互いにつくりあげながら実施するという内容が含まれることが効果的であると考えられた。
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