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[生涯スポーツ-B-06]女子のスポーツ参加促進のためのアプローチ(社)ボディ・イメージ課題に対処するコーチの自己効力感を高める介入研究

*Akane Mikura1, Mika Takezawa2, Etsuko Ogasawara3, Natsue Koikawa1, Yuko Sakurama4, Emi Aoki4 (1. Juntendo Univ., 2. Tokai Univ., 3. Juntendo Univ. Graduate School, 4. Japanese Center for Research on Women in Sport, Juntendo Univ.)
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【背景】近年、女子の運動・スポーツ実施率が低い現状が問題視されている。女子の運動・スポーツ参加を阻む要因の1つにボディ・イメージに関する課題が挙げられる。ボディ・イメージとは、身体に対する自己の知覚や態度を含む、多次元的な構造を持つ概念であり、ポジティブなボディ・イメージを高めることでwell-beingを向上させたりすることが明らかになっている。ボディ・イメージの改善による女子のスポーツ参加において十分な研究はなされていないが、スポーツを通じて女子は多くのボディ・イメージに関するネガティブな経験をしていることが明らかになっているため、その解決のための取り組みを行う必要がある。一方で、スポーツ現場にて女子のボディ・イメージに影響を与えるコーチは、ボディ・イメージが与える影響について認識しつつも、十分に対処できるという自信がないことも明らかになっている。
【目的】女子の運動・スポーツに関わるコーチのボディ・イメージに対処する自己効力感を高めるための介入方法について、その有効性を明らかにすることである。
【方法】本研究ではコーチを対象に、以下2つの研究を実施した。
研究1:ボディ・イメージに対処する自己効力感を測定する尺度(Coach Self-Efficacy for Body Image Scale; CSEBIS)日本語版の作成
研究2:ボディ・イメージに対処する自己効力感を高める介入の効果測定
研究1については、英語版のバックトランスレーションを行い、妥当性の検討を行った。研究2については、2つの介入(オンライン学習ツール、セミナー)の効果を測定するため、ベースラインと各介入後の3時点でのCSEBISの得点を混合モデルによる分析を用いて比較した。
【結果】148名のコーチから回答を収集し、日本語版CSEBISを作成した。介入の効果を測定した結果、2つの介入後有意にCSEBISの得点は向上した。

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