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[健康福祉-A-01]一事例研究によるSNS運動プログラムの効果の検討(測,コ)
*Mana Kaneyama1 (1. Chukyo Univ.)
【背景・目的】近年、若者は「トレーニング」や「ダイエット」といったワードに敏感で、SNSを活用した運動プログラム動画を実践する人が増えている。本研究では、一事例研究法を用いて、SNSで発信されている運動プログラムの効果を検証することを目的とした。
【方法】対象者は22歳の女性1名であり、2024年6月から11月までの5か月間を研究期間とした。使用する運動プログラムは、大殿筋を鍛えるトレーニング(以下Tg、12分)と骨盤矯正のストレッチ(以下Sp、10分)であり、①入浴前Tg、②入浴後Tg、③入浴前Tg+Sp、④入浴前Tg+入浴後Spをそれぞれ21日間(インターバル○日)実施した。大腿最大周径部(大腿上部)、膝直上大腿部(大腿下部)、下腿部の周径、皮下脂肪厚を毎日測定した。これらの値から、全面積、筋面積、脂肪面積を算出した。それぞれの測定値の変化について、共分散分析を用い、傾き・切片の差を検証した。
【結果・考察】測定部位三箇所の三つの断面積とも、トレーニングにより有意に減少し、筋量は増加すると予想した仮説とは異なっていた。多重比較の結果、脂肪面積は、②④より①③が傾きは有意に大きく、筋断面積は、大腿上部では②④より①③が、大腿下部では②③より①④が、下腿部では④より①②③がそれぞれ傾きは大きく、筋の低下傾向は部位により差が見られた。総じて、筋量、脂肪量ともにトレーニング・ストレッチとも入浴前に実施したほうが減少率は高いことが明らかとなった。
【結論】入浴前に行うトレーニングは、全体・筋・脂肪の各面積を減少させ、より高い効果が得られた。また、骨盤矯正を組み合わせた複数の運動プログラムを実施することで、脂肪減少に対する効果が高まる可能性があることが明らかとなった。
【方法】対象者は22歳の女性1名であり、2024年6月から11月までの5か月間を研究期間とした。使用する運動プログラムは、大殿筋を鍛えるトレーニング(以下Tg、12分)と骨盤矯正のストレッチ(以下Sp、10分)であり、①入浴前Tg、②入浴後Tg、③入浴前Tg+Sp、④入浴前Tg+入浴後Spをそれぞれ21日間(インターバル○日)実施した。大腿最大周径部(大腿上部)、膝直上大腿部(大腿下部)、下腿部の周径、皮下脂肪厚を毎日測定した。これらの値から、全面積、筋面積、脂肪面積を算出した。それぞれの測定値の変化について、共分散分析を用い、傾き・切片の差を検証した。
【結果・考察】測定部位三箇所の三つの断面積とも、トレーニングにより有意に減少し、筋量は増加すると予想した仮説とは異なっていた。多重比較の結果、脂肪面積は、②④より①③が傾きは有意に大きく、筋断面積は、大腿上部では②④より①③が、大腿下部では②③より①④が、下腿部では④より①②③がそれぞれ傾きは大きく、筋の低下傾向は部位により差が見られた。総じて、筋量、脂肪量ともにトレーニング・ストレッチとも入浴前に実施したほうが減少率は高いことが明らかとなった。
【結論】入浴前に行うトレーニングは、全体・筋・脂肪の各面積を減少させ、より高い効果が得られた。また、骨盤矯正を組み合わせた複数の運動プログラムを実施することで、脂肪減少に対する効果が高まる可能性があることが明らかとなった。
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