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[学校保健体育-B-17]保健体育授業における「原則、男女共習」を考える(測)共習授業と別習授業を体験した大学生の意見および感想
*Shgeki Matsuda1, Junko Yamada2, Tomohiro Demura3, Rintaro Mitani4 (1. Ryukoku University, 2. Shiga University, 3. Jinai University, 4. Shiga University, Graduate School of Education)
本研究では、大学生を対象とし、ソフトボールおよびサッカーの授業において、男女共習と男女別習の授業を実施し、学生の授業後の意見および感想について共習と別習で比較することを目的とした。対象者はS県内の大学の教育学部に在籍する1年生であった。ソフトボール授業では53名、サッカー授業では55名が分析対象であった。ソフトボールおよびサッカーの授業を共習と別習で行い、その後にアンケート調査を行った。アンケート調査内容は、「授業の満足度」、「授業の楽しさ」、「授業における仲間と交流」、「授業における全力での運動」、「技術向上にはどちらがよいか」、「安全に行うにはどちらがよいか」、「希望するのはどちらか」、「小学校の授業ではどちらがよいか」、「中学校の授業ではどちらがよいか」、「高等学校の授業ではどちらがよいか」の10項目であった。5件法(男女別習、どちらかというと男女別習、どちらともいえない(同程度)、どちらかというと男女共習、男女共習)で回答してもらった。対象者数が少なかったため、回答カテゴリーを3つに統合し、分析を行った。適合度の検定および多重比較検定を行った。ソフトボールの授業では、「授業の満足度」、「希望するのはどちらか」以外の8項目に有意差が認められた。男女別に分析した結果、有意差の現れる項目が男女で異なっていた。サッカーの授業では、「授業の楽しさ」および「授業における仲間との交流」以外の8項目に有意差が認められた。男女別に分析した結果、有意差の現れる項目が男女で異なっていた。結論として、男女共習および男女別習に対する大学生の意見および感想は種目および性の違いにより異なることが示唆された。
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