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[11教-口-14]「現代的なリズムのダンス」における創造的な学びを実現する指導の検討

*Itsuka Tamaki1, Akane Yamazaki2, Chikako Kakoi3 (1. Tokai University, 2. Yokohama National University, 3. National Institute of Fitness and Sports in Kanoya)
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「現代的なリズムのダンス」においては,その種目特性の不明瞭さから,学習内容や指導方法,評価方法が不明確であり,そのことが影響して現場教員の間でも様々な困りを引き起こしている現状がある。報告者らはその解決を目指すべく,種目特性の明確化に取り組んできた。これまでの調査で「リズムに乗る」ことで音楽と協調し没入的に踊る楽しさを味わうことが種目特性であることが明らかになったため,それらの種目特性に触れることができる学習指導案を作成し,実際に大学における授業での実践と研究者間での議論を往還しながらブラッシュアップしてきた。作成した学習指導案では①生徒が種目特性を十分に理解し,体験できる内容であること,②生徒の創造的な活動を担保すること,③仲間と関わって活動することを目指し,振付を指導する一斉指導型ではない指導方法を展開した。指導内容として振付がない場合に何を指導したら良いか分からないという困りに対して提案可能な,10分程度の複数の活動を学習指導案に含めることで,現場の状況に応じて教員が活動を選択できるような工夫も施すことができた。そこで本報告では,中学校体育授業での実践を前に,作成した学習指導案に基づいて大学生を対象に実践を行い,振り返りシートの記述から①〜③の内容を身につけることができたかについて検証した。詳細は当日報告する。

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