[3a303-04] 体育社会学／口頭発表②

10:40 AM - 11:05 AM JST(1:40 AM - 2:05 AM UTC)

[02社-口-04] エリアス学派スポーツ社会学に関する批判的考察方法論的課題としての「非西欧」の描き方

*Kanichi Murashita¹ (1. Ritsumeikan University)

本報告では、歴史社会学の泰斗ノルベルト・エリアスの「文明化の過程」論に依拠するエリアス学派のスポーツ社会学研究群に対する批判的考察を行う。本報告では、2000年代以降の学派のスポーツ研究に大きな影響を与えたジョセフ・マグワイアおよび「非西欧（日本）」研究として学派内部で高く評価されているラウル・サンチェス・ガルシアの2名を取りあげる予定である。両名の研究については、国内でもいくつかの論考が取りあげており、蓄積が進められてきた。本報告では、日本武道の文明化の過程に焦点化することで、先行研究群が指摘しえなかった方法論上の課題を提起することを試みる所存である。