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[03心-口-01]柔道競技の組手の攻防における攻撃切替技能の熟練差
*Ayami Takano1, Motoki Okumura2 (1. Doctoral Course The United Graduate School of Education Tokyo Gakugei University, 2. Tokyo Gakugei University)
【目的】 柔道は、身体接触を伴う攻防一体型の対人競技であり、選手は自身と相手の運動が相互に影響し合う中で、状況に応じて適切に運動を調整・切替える能力が求められる。本研究の目的は、柔道において状況変化に迅速かつ正確に対応するための対人技能の特性を明らかにすることである。まず、①相手が動かず防御もしないと分かっている状況で釣手を取りに行く課題、②相手が防御すると分かっている状況で防御を避けて釣手を取りに行く課題という2つの単純課題を行った。次に、③相手が反応するかどうかわからない状況下で、防御がなければそのまま釣手を取りに行き、防御された場合は動作を回避動作に切り替える「切替課題」を実施した。練習場面に近い単純課題と、試合場面に近い選択課題を比較することで、実戦に求められる知覚―運動技能の特性を検討した。
【方法】 対象は大学女子柔道部所属の14名で、全国大会ベスト8以上の選手を上級群、それ未満を中級群とした。課題動作は、実戦で頻繁に見られる組手場面における釣手を取る動作とし、右組(参加者)対左組(実験者)の設定で実施。実験者の防御は、釣手を上から叩く動作とした。課題は、①・②の単純課題(各10回)と、③の切替課題(10回、ランダム呈示)を行った。動作の統一性を保つため、スタート位置と動作開始タイミングを固定した。分析項目は、釣手動作の開始から襟を握るまでの運動時間、襟を握った位置(正確性)、切替課題での成功率とした。
【結果および結論】 切替課題では、相手の動きが不確定であることにより、単純課題に比べて運動時間が長くなり、正確性が低下することが予想された。また、熟練度に応じて運動時間、正確性、成功率に違いが生じると考えられた。詳細な結果と考察は当日発表する。
【方法】 対象は大学女子柔道部所属の14名で、全国大会ベスト8以上の選手を上級群、それ未満を中級群とした。課題動作は、実戦で頻繁に見られる組手場面における釣手を取る動作とし、右組(参加者)対左組(実験者)の設定で実施。実験者の防御は、釣手を上から叩く動作とした。課題は、①・②の単純課題(各10回)と、③の切替課題(10回、ランダム呈示)を行った。動作の統一性を保つため、スタート位置と動作開始タイミングを固定した。分析項目は、釣手動作の開始から襟を握るまでの運動時間、襟を握った位置(正確性)、切替課題での成功率とした。
【結果および結論】 切替課題では、相手の動きが不確定であることにより、単純課題に比べて運動時間が長くなり、正確性が低下することが予想された。また、熟練度に応じて運動時間、正確性、成功率に違いが生じると考えられた。詳細な結果と考察は当日発表する。
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