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[08測-ポ-05]非認知能力の高低群における体力・運動能力の関係年長児を対象として

*e.g.Tomohisa e.g.Yokoya1, e.g.Hiroki e.g.Sugiura1, e.g.Syunsuke e.g.Yamaji2, e.g.Takayoshi e.g.Yamada2 (1. Fukui University of Technology, 2. Fukui University)
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近年、国際的にも忍耐力や自己制御、自尊心といった社会的情動的スキルや、いわゆる非認知能力といったものを幼児期に身に付けることが大人になってからの生活に大きな差を生じさせるという研究が散見される。これらは、幼児教育における非認知能力の育成の重要性を示している。しかし、これまでに非認知能力の高低差において、体力・運動能力にどのような関係があるかについての研究は見当たらない。本研究の目的は、幼児の非認知能力の高低群における体力・運動能力の関係を明らかにすることであった。被験者は石川県加賀市W子ども園に通う年長児22名(男児11名、女児11名)を対象とした。測定種目は、身長、体重、ローレル指数、足趾筋力、握力、長座体前屈、立幅跳び、25m走、ボール投げおよび非認知能力(8項目)を調査した。非認知能力合計得点の平均値を算出し、平均値よりも高い得点を高群、低い得点を低群と分類した。そして上述した測定種目について高群、低群の被験者を対象として、平均値の差の検定(t-検定)を実施した。本研究の結果、足趾筋力、ボール投げの特定の運動能力において非認知能力と関連する可能性が示唆された。一方、その他の体力・運動能力と非認知能力においては有意な差が認められなかったことから、非認知能力と体力・運動能力の関係は一部の要素に限定される可能性がある。

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