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[08測-ポ-11]高校野球における体づくりへの選手の意識の違い
*Akiharu Sudo1, Takahiro Ohno2, Kenji Yamada2, Hiroaki Takeshima3 (1. Faculty of Physical Education, Kokushikan University, 2. Institute of physical education Kukushikan Univ., 3. Noble Action Co. Ltd.)
野球において、体重、筋肉量などの値が、パフォーマンスの影響を及ぼすことは多くの研究によって明らかにされている。また、トレーニング方法や食事法などについても研究され、多くの知見が得られている。しかしながら、実際の現場で選手へとヒアリングをすると、体づくりへの有益な情報があるにもかかわらず、最新の研究成果への理解度や関心度は低く、指導者の考え、トレーナーのレベルなどによって、取り組みが大きく異なっているのが現状である。そこで、本研究では、高校野球選手の体組成について、強豪校と地区大会出場レベルの学校を比較し、食事やトレーニングなどの体づくりへの悩みにおける選手の実際の声についても併せて調査することで、体づくりへの意識について明らかにすることを目的とした。なお本研究の強豪校の定義として、春や夏大会予選で甲子園出場経験やベスト4以上の成績のある高校を対象とした。体組成の測定は、TANITA社製の体組成計を用いて、体重、筋肉量、体脂肪率を測定した。また、BMIと体脂肪率をもとに除脂肪量指数を算出した。体づくりへの意識の調査については測定時の質疑の際に選手の悩みなどについて口頭にて調査を行った。その結果、BMI、筋肉量、除脂肪量指数において、強豪校の方が高い値を示した。また、意識調査では、競技レベルに関係なく、ストレッチや柔軟性についての悩みは多く、それに伴って自主的に行わないという選手も多くみられた。
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