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[08測-ポ-22]関東大学サッカーリーグ戦における競技成績決定構造の特徴

*Kenji Ohishi1,2, Seinosuke Yano1, Eiji Konaka2 (1. Nippon Sport Science University, 2. Meijo University)
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サッカーや野球をはじめとする多くのスポーツでは,大会方式に従い勝点や勝率によって競技成績(順位)が決定される.大学サッカーにおいては,日本一を決める大会として総理大臣杯総理大臣杯全日本大学サッカートーナメント(PMC)と全日本大学サッカー選手権大会(選手権)があるが,異なる大会方式を採用している.2024年度よりPMCは,普及と強化の機会創出を目的に32大学によるトーナメント方式を採用している.一方の選手権は,強化を目的に28大学による予選と決勝リーグにトーナメント戦を組み合わせた方式を採用している.さらに,PMCおよび選手権への出場大学を決める地域連盟のひとつである関東大学サッカー連盟では,2023年度より3部制に移行し,各大学が年間に22試合を実施し勝点の合計が多いチームを上位とするリーグ戦方式を採用している.このように、大学サッカーにおいては複数の大会方式が併存しており,競技成績決定方法も多様化している. 
 勝点の合計で競うリーグ戦においては,特定の対戦相手に敗北しても敗北相手よりもリーグ順位は上位となる場合もある.そこで,本研究は,関東大学サッカーリーグ戦(男子)を対象に,競技成績の決定要因である勝点と勝率や得失点割合の関連から,各ディビジョンの特徴と年度ごとの特徴について明らかにすることを目的とした. 
 分析対象試合は,分析には,一般社団法人関東大学サッカー連盟オフィシャルサイトにて公開されている試合結果データを用いた. 
 関東大学サッカー1部リーグ戦における2013年度から2024年度までの12年間における年度別勝点と勝率との間には,相関係数0.962-0.996が検出された.また,勝点と得失点割合の間には,相関係数0.761-0.952が検出された.

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