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[09コ-ポ-59]NASS(Nittaidai Athlete Support System)の取り組みにおける成果と課題

*MASAAKI SUGITA1, Kosuke TANIGICHI1, Kaori WATANABE1, Naoki WATANABE1, Kentaro HORIUCHI1, Ai NAKAGAWA1, Tetsunari NISHIYAMA1 (1. Nippon Sport Science University)
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日本体育大学では、東京2020に向けた日体大の選手強化の中心的役割を果たす重要な組織として2017年4月にアスレティックデパートメント(AD)が発足した。その取り組みを推進する内部組織が「ハイパフォーマンスセンター」、「コーチングエクセレンスセンター」、「スポーツ・トレーニングセンター」、「アスレティックトレーニングセンター」であり、4センターが連携し包括的にアスリートの資質の涵養と競技力向上の支援を行っている。ハイパフォーマンスセンター(HPC)では、その名の通りアスリートの競技力向上に特化する組織であり、日体大アスリートサポートシステム(NASS)を2017年度から本格運用してきている。NASSは、本学学生を対象に競技力向上を目的とした本学独自の学生アスリート支援システムであり、医・科学サポート(6部門)、コーチングサポートの7部門から構成されている。4センターが連携し、また HPC 兼任教員、各部門を構成する教員、助教、協力メンバーらオール日体大体制による組織的な医・科学サポート活動は、HPCの中心事業であり、競技レベルに応じて様々なサポートを展開している。そこで、本研究は東京2020大会後、パリ2024大会後にNASSのサポートを受けている選手、指導者に対して、アンケート調査を実施し、NASSの取り組みに関する評価と課題を把握し、今後のNASSをさらに発展させるための方向性について検討を行うこととした。その結果、NASSのサポートは本学アスリートの競技力向上や意識向上に大きく貢献していること、質の高い持続可能なサポートの更なる充実には、支える人材の育成、NASSの効果的な活用を促すためのきめ細かなフォローアップ、JISSとの有機的な連携が課題であることが明らかとなった。

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