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[11教-ポ-02]大学講義授業における社会人基礎力ルーブリックによるリフレクションの効果

*Shiho Hiraku1, Eri Fujita2, Seiko Taki3, Katsunori Kobayashi4 (1. Tokyo Woman’s Christian University, 2. Teikyo University, 3. Kagawa University, 4. Bunkyo University)
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社会人基礎力は、職場や地域社会で多様な人々とともに仕事をするうえで必要な基礎的な能力であり、前に踏み出す力(アクション)、考え抜く力(シンキング)、チームで働く力(チームワーク)の3つの能力と、それを細分化した12の能力要素(主体性、働きかける力、実行力、課題発見力、計画力、創造力、発信力、傾聴力、柔軟性、状況把握力、規律性、ストレスコントロール力)から構成される。社会人基礎力は大学生にしっかりと身に着けてもらいたい能力であり、その手法の開発は急務である。筆者らは大学授業での実施を念頭に社会人基礎力ルーブリックを開発し、座学による大学講義授業でリフレクションすることによる能力の向上について介入調査を実施した。リフレクション実施授業、非実施授業共に、8週間のリフレクション授業期間の直前直後の授業において、NPO法人日本インターンシップ推進協議会が提供している社会人基礎力評価シートを参照した質問紙(36項目)に5段階評価で回答を求め、社会人基礎力を評価した。社会人基礎力の3つの能力、12の能力要素について、リフレクションの有無、調査時期について2要因分散分析を実施した結果、講義授業においては有意な交互作用がみられなかった。この結果について、昨年度発表した大学体育実技授業における結果との比較の観点も含めて考察を行いたい。

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