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[11教-ポ-04]アダプテーション・ゲーム実践による社会的スキルへの影響中学校におけるバレーボール単元での実践
*Koji MURASE1, Akihisa UMEZAWA2, Katsumi TANAKA3, Ayana TAJIMA4,5 (1. Wakayama Univ., 2. Yokohama National Univ., 3. Tokai gakuin Univ. , 4. Seino Special Needs High School, 5. Graduate school of Hyogo univ. of teacher education)
本研究は、中学校体育科におけるアダプテーション・ゲームの実践において、社会的スキルへの影響を検証し、アダプテーション・ゲームにおける要求・交渉過程が汎用的能力に与える影響を検証することを目的とする。
中学校4クラス140名を対象にバレーボール単元を実践し、アダプテーション・ゲームを導入した。その、単元前後にKiSS18(菊池,2007)を実施した。 社会的スキルについて 社会的スキルのうち、高度なスキルと攻撃に変わるスキルに有意な向上が認められた(p<0.05)。高度なスキルは、助けを求める、指示を与える、謝るといった問題解決場面での対処方法に関わるスキルである。本実践では合理的配慮の考え方を導入し、アダプテーションを使用したい生徒が自ら要求することを促進した。このことが、この因子に反映されたと解釈できる。また、攻撃に変わるスキル因子も有意に向上していた(p<0.001)。この因子は、他人を助ける、和解する、自分をコントロールするといった内容によって構成される。つまり、相手に対して支援を意味するスキルであり、アダプテーション・ゲームにおける合理的配慮として求められたことに対する対応が反映されたと言える。つまり、アダプテーション・ゲームにおける要求・交渉の過程がこれらのスキルを促進したと言えよう。
中学校4クラス140名を対象にバレーボール単元を実践し、アダプテーション・ゲームを導入した。その、単元前後にKiSS18(菊池,2007)を実施した。 社会的スキルについて 社会的スキルのうち、高度なスキルと攻撃に変わるスキルに有意な向上が認められた(p<0.05)。高度なスキルは、助けを求める、指示を与える、謝るといった問題解決場面での対処方法に関わるスキルである。本実践では合理的配慮の考え方を導入し、アダプテーションを使用したい生徒が自ら要求することを促進した。このことが、この因子に反映されたと解釈できる。また、攻撃に変わるスキル因子も有意に向上していた(p<0.001)。この因子は、他人を助ける、和解する、自分をコントロールするといった内容によって構成される。つまり、相手に対して支援を意味するスキルであり、アダプテーション・ゲームにおける合理的配慮として求められたことに対する対応が反映されたと言える。つまり、アダプテーション・ゲームにおける要求・交渉の過程がこれらのスキルを促進したと言えよう。
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