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[11教-ポ-21]工業高等専門学校学生によるバレーボール映像教材作成と活用サイクル構築の試み
*Hiroaki Takatsu1, Daisuke Katsuno2 (1. National Institute of Technology, Toyota College, 2. National Institute of Technology, Gifu College,)
【目的】工業高等専門学校(以下:工業高専)の学生は、入学後にPCの利用が早期に認められるためその操作スキルが高い。その能力を活用し、授業での学習や部活動での練習に必要な映像教材を自主的に作成し、改善まで至る教材PDCAサイクル(教材の作成→利用→評価→改善サイクル)の構築が可能であると考える。本研究では、高専学生がバレーボールの映像教材を作成し授業で活用することを試みる。また、教材PDCAサイクルの構築の可能性について検討する。【方法】対象学生は工業高専の2年生210名である。活用した映像教材は、アンダーハンドサーブ、オーバーハンドパス、アンダーハンドパス、スパイクについてである。研究1では映像教材(アンダーハンドサーブ、オーバーハンドパス、アンダーハンドパス)を教員が作成し授業で使用した。研究2では前述の教員作成の映像教材を学生に提示し、映像教材(スパイク)を工業高専学生が作成し授業で使用した。研究1・2ともにバレーボールを専門とする工業高専学生を教材モデルとした。研究2のスパイクについてはバレーボール競技経験のある学生に作成を依頼した。映像教材を授業前に視聴し授業を行い、授業後にその教材の評価と改善点についてアンケート調査を行った。評価については4段階(良い・どちらかというと良い・どちらかというと良くない・良くない)で評価した。改善点については自由記述で回答を得た。【結果と考察】映像教材について多くの学生の評価が肯定的(良い・どちらかというと良い)であった。今後の映像教材作成の参考となる改善点についての意見が多く得られた。さらなる教材の作成と改善を繰り返すPDCAサイクルのシステムの構築の可能性が示された。
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