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[09コ-ポ-24]Velocity-based trainingにおけるエキセントリックおよびコンセントリック局面の速度変化スクワットジャンプを用いた経時的観察から
*Rena Taira1, Rikiya Sunakawa1,2 (1. Graduate School of Community Engagement and Development University of the Ryukyus, 2. University of the Ryukyus)
本研究は、ジャンプスクワットを用いたVelocity-based trainingにおけるエキセントリック(ECC)およびコンセントリック(CON)局面の速度変化を、トレーニング経過を通じて検討することを目的とした。対象は、運動習慣を有する健常な男子大学生9名とした。トレーニングは速度を基準に重量(1.3~1.4m/s)と反復回数(VLC15%)を設定し(プリセッションを除く)、週2~3回、計16回実施した。ジャンプスクワットはストレートバーを肩に担ぎ、最大努力でのジャンプ運動とし、ミクロサイクル(Micro-C)周期でセット数を漸増させた(Micro-C1: 3、 C2: 4、C3: 5)。速度はリニアポジショントランスデューサーで測定した。結果、Micro-Cにおける重量および反復回数は、若干増加したが統計的に有意な変化は示さなかった。CONの平均速度は期間を通じて一定であったのに対し、ECCはMicro-C1よりMicro-C3が有意に高く、セット内の最高速度と最終挙上時の速度についてもECCでMicro-C1よりMicro-C3が有意に高かった。したがって、速度基準のジャンプスクワットにおけるCONの平均速度はトレーニング経過に伴いセット数が増加しても極めて安定した数値を示すことが明らかとなった。さらに、トレーニング終期にはECCの平均速度が向上し、セット数増加に伴うCONの速度低下を補っている可能性が示唆された。
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