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[09コ-ポ-26]野球の打撃と走塁が組み合わさる運動において素早い切り替えによる高いパフォーマンスを発揮する選手の特徴

*Kanzi Ohyama1, Akira Maeda2 (1. Graduate School of Physical Education, National Institute of Fitness and Sports in KANOYA, 2. National Institute of Fitness and Sports in Kanoya)
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野球の攻撃は単に打撃や走塁の運動ではなく、打撃後には1塁へ走塁を行うことから2つの運動は互いに組み合わさった運動であると言える。さらに2つの運動が組み合わさる場合、打撃のフォロースルー局面が走塁への動作に変容している可能性が考えられるが、インパクト以降で打撃と走塁が組み合さる運動について行われた研究は見受けられない。そこで本研究ではインパクト以降を対象とすることで、走塁への変容に伴う身体運動を明らかにし、さらに打撃から走塁への素早い切り替えによって動作時間が短い選手の特徴を明らかにすることを目的とした。大学野球選手右打者13名を対象とし、打撃・走塁条件と打撃条件にて、Inside・Middle・Outsideの3コースで実打を行った。その結果、打撃・走塁条件は打撃条件と比べ3塁側への肩および腰の回旋角度を抑制していることが明らかとなり、また、打撃・走塁条件は打撃条件に比べて、地面反力におけるX axisおよびY axisが有意に高い値を示す区間が認められた。高いパフォーマンスを発揮する選手の特徴として、地面反力の最大値を早期に獲得する選手ほど、走塁への切り替え時間が短い結果が得られた。

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