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[09コ-ポ-58]大学ラグビーにおける競技人口の推移関西大学ラグビーリーグを対象として
*Atsuhide Aoki1, Jun Mizohata2 (1. Ashiya Univ., 2. KwanseiGakuin Uni.)
日本ラグビーフットボール協会の発表によると、大学生の競技登録者数は2023年9253人、チーム数は275チームであり、2012年と比較すると登録者数は2449人減少、チーム数は47チーム減少している。これまでにラグビー競技においては単一カテゴリーの競技人口の調査や競技レベルごとの競技人口の推移について報告されていない。本研究では2008年から2024年までの17年間の関西大学ラグビーリーグにおける選手数の推移について調査を行った。調査方法は、リーグ戦を開催する際に関西ラグビーフットボール協会から発刊される関西大学ラグビーリーグプログラム(2022年までは「関西大学ラグビーリーグメンバー表」)に掲載された選手(マネージャー、学生コーチ、学生トレーナなどを除く)の人数およびチーム数を集計した。関西大学ラグビーリーグの総選手数の推移についてみると2016年および2018年で最も多い2357人であったが、2024年では1921人と6年間で400人以上減少していた。リーグ(競技レベル)別の1チームあたりの平均選手人数をみると、Aリーグでは2008年は平均91.5人であったが、2013年以降は平均で100人を超えている。またリーグの総選手数に対するAリーグの選手数の割合は2020年以降では40%を超えていた。一方で下位リーグでは2019年以降BリーグおよびCリーグの選手数は減少傾向にあり、2023年の1チームあたりの平均選手数はBリーグで48.5人、Cリーグでは26.4人と上位リーグであるAリーグの平均選手数と比較して半分以下であった。これらのことから、リーグの構造を鑑みると人数配分に格差が拡がっていることが懸念される。
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