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[07発-ポ-03]幼児の着地衝撃緩衝能に関する予備的研究
*Yousuke Tago1 (1. Seisen University)
子どもの着地動作は、跳ぶことに先立って発達する重要な基本的動作の一つである。高所からの着地動作において、子どもは成人に比べて身体に受ける衝撃力が大きく、衝撃を緩衝する能力(着地衝撃緩衝能)が十分に発達していないことが報告されている。しかし、幼児や小学生児童を対象とした着地衝撃緩衝能の研究は、1990年以降、本邦では見当たらず、運動不足や体力低下が指摘されている現代の子どもの着地衝緩衝能の発達程度は明らかでない。そこで、本研究は横断的な調査を行う前の予備的な研究として年長児の幼児を対象に着地衝撃緩衝能を測定した。対象は年長児の幼児24名であった。複数回の練習を行った後、40 cm(動作意識なし)、40 cm(動作意識あり)、60 cmの高さの順で巧技台から2回ずつ飛び下りるよう指示した。着地時にはフォースプレートを用いて、体重当たりの鉛直最大床反力と衝撃緩衝能(体重当たりの鉛直最大床反力/鉛直最大床反力までの時間)を測定した。分析は、性別(男児・女児)、生まれ月(4~9月生まれ・10~3月生まれ)、動作意識の有無(フワッと柔らかく着地することへの意識)の観点よりt検定を用いて有意差を検証した。結果については、学会発表時に報告する。
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