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[07発-ポ-11]高這い姿勢の幼児が手で体を支える運動指導方法の開発

*Shimpei Sakon1, Yutaka Naksone2, Akira Nakai3, Syouji Kaneko4 (1. Niigata University of Health and Welfare., 2. Sendai Seiyo Gakuin College., 3. Osaka Electro-Communication Univ., 4. Osaka University of Health and Sport Sciences.)
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幼児の顔面外傷の原因は,転倒が1位,ぶつかった相手は,床・地面(40%)が最も多い.我々はその原因の一つとして「手で体を支える動き」を挙げている.移動手段の発達と共に,手の自由を担保するために,手で体を支える動きの減少の影響も考えられる.乳幼児は,寝返り,ずり這う,四つ這い,つかまり立ち,つたい歩き,そして,二足歩行へと移動手段が進む.歩行を開始するまでの移動手段として,ずり這いと四つ這いと比べ,高這いはあまり出現しない.そのため,高這いは,保育者や指導者などによる介入が必要である.これまで我々は,幼児の高這い走の動作をスロー映像で分析して,高這い走の動作を分類してきた.高這い走の速い幼児の四肢動作は,四肢で接地離地の内,1点支持の出現が多くみられた.さらに,1点支持は,同側での2点支持が前動作として見られる傾向にあった.そのため,高這い姿勢での運動環境,床でのボルダリング提案してきた.その運動環境を楽しく,幼児が継続するための補助教材としてドレミマーカーを開発した.ドレミマーカー・ボルダリングは,体支持持続時間の時間が短い女児年長において改善が見られた.しかし,ドレミマーカーを使用した運動環境は,幼児の主体性を担保しているが保育者による指導方法が明らかになっていなかった.そのため,本研究では,同側での2点支持,手で体を支える運動の指導方法を開発した.

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