Session Details
[SY87]シンポジウム87_精神科医療の将来設計:25年後の精神科医療はどうなる!
Fri. Jun 20, 2025 8:30 AM - 10:30 AM JST
Fri. Jun 20, 2025 11:30 PM - 1:30 AM UTC
Fri. Jun 20, 2025 11:30 PM - 1:30 AM UTC
M会場(神戸ポートピアホテル 本館 B1階 偕楽3)
司会:富田 博秋(東北大学大学院医学系研究科精神神経学分野)、辻本 哲士(滋賀県立精神保健福祉センター)
メインコーディネーター:稲垣 中(青山学院大学)
サブコーディネーター:富田 博秋(東北大学大学院医学系研究科精神神経学分野)
メインコーディネーター:稲垣 中(青山学院大学)
サブコーディネーター:富田 博秋(東北大学大学院医学系研究科精神神経学分野)
精神科医・精神科医療の実態把握委員会
この数十年、わが国では平均寿命が延長する一方で出生率が低下する、「少子高齢化」と呼ばれる現象が進行してきた。その結果、わが国の総人口は2008年の1億2808万人をピークとして、それ以降は平均して年0.7%ずつ減少してきている。
このような人口構造の変化は、精神科疾患の総患者数を減少させるにとどまらず、疾患構造にも大きな変化をもたらすと予測されるが、そのような変化が将来の精神科医療提供体制に及ぼす影響については、これまで十分に議論されてこなかったように思われる。
そこで、このシンポジウムでは、エクセルを用いた簡単なシミュレーションを行って、25年後、すなわち2050年のわが国における精神科疾患総患者数と疾患構造の変化について予測した上で、1)疾患構造の変化と医療技術の進歩の相互作用、2)疾患構造の変化が医療機関の経営問題に及ぼす影響、3)疾患構造の変化が医療政策に及ぼす影響について検討するとともに、今後の人口減少社会における精神科医療提供体制のあるべき姿について討論を行う。
このような人口構造の変化は、精神科疾患の総患者数を減少させるにとどまらず、疾患構造にも大きな変化をもたらすと予測されるが、そのような変化が将来の精神科医療提供体制に及ぼす影響については、これまで十分に議論されてこなかったように思われる。
そこで、このシンポジウムでは、エクセルを用いた簡単なシミュレーションを行って、25年後、すなわち2050年のわが国における精神科疾患総患者数と疾患構造の変化について予測した上で、1)疾患構造の変化と医療技術の進歩の相互作用、2)疾患構造の変化が医療機関の経営問題に及ぼす影響、3)疾患構造の変化が医療政策に及ぼす影響について検討するとともに、今後の人口減少社会における精神科医療提供体制のあるべき姿について討論を行う。
[SY87-1]2050年の精神科患者数:シミュレーションによる予測
○稲垣 中 (青山学院大学)
[SY87-2]2050年の我が国における児童思春期精神科医療の展望
○熊崎 博一 (長崎大学医学部精神神経科学教室)
[SY87-3]2050年の精神科医療体制:精神科病院の経営問題
○深澤 隆1,2 (1.医療法人青仁会青南病院, 2.公益社団法人日本精神科病院協会)
[SY87-4]2050年の精神科医療体制:医療政策的観点から
○黒田 直明 (国立精神・神経医療研究センター)