[1305]Economic Feasibilities of Deep-sea Mining
○山崎哲生1, 中谷直樹1, 新井励1(1.大阪府立大学大学院)
司会:山崎哲生(大阪府立大学)
深海底鉱物資源のうち、マンガン団塊については1960年代、コバルトリッチクラストと海底熱水鉱床については1980年代から将来の金属供給源として注目され、分布や資源量についての調査、また、開発技術の検討が重ねられてきた。それにもかかわらず、これらが今だに開発に至っていないのは、技術的な問題ではなく、経済性見通しが十分ではないことに原因がある。しかし、海底熱水鉱床については、パプアニューギニアにおいて、2018年にも商業生産が開始される見通しであるとともに、マンガン団塊やコバルトリッチクラストについても、最近、公海上の鉱区取得ブームが起きている。ここでは、これらの深海底鉱物資源について、改めて現時点における経済性見通しを述べる。
