[2K0101-04-01]Next Generation Synchrotron Radiation Facility and Role of Tohoku University
○Atsushi Muramatsu1(1. Tohoku University)
The chairman: Kiyoshi KANIE (Tohoku University)
Keywords:
Next Generation Synchrotron Radiation,COVID-19
放射光はナノの世界を見るための光であり,様々な分野に不可欠なものとなっている。より明るい(高輝度の)放射光を用いることにより,ナノの世界がよりはっきりと見え,速い動きの最中でも止めて観察することが可能となる。より軽い元素に強みを持つ軟X線向きの次世代放射光施設は,科学技術分野を拡大し,より広い産業展開を可能とする。東北大学青葉山新キャンパスに建設が始まった次世代放射光に多くの期待が集まる。東北大学は,多彩な学問分野を以て産業界を含めた異分野融合を促進し,イノベーション創出を先導するセンター,国際放射光イノベーション・スマート研究センターを新設した。これによって2023年の運用開始と共にスムーズな活用と成果創出を実現し,リサーチコンプレックス形成に貢献する。センターの役割は,国側の国立研究開発法人・量子科学技術研究開発機構 (QST:National Institutes for Quantum and Radiological Science and Technology)と,民間企業の一般財団法人・光科学イノベーションセンター(PhoSIC:Photon Science Innovation Center)に対し,エンドステーションの設計や整備から,産業界によるエンドステーション活用まで,サイエンス面の学術の全面的な協力を牽引することであり,世界をリードする人材育成を担う。
