Presentation Information
[P03-05]Theoretical study of strain induced by pressure wave from the 2022 Tonga volcanic eruption
*Fujihisa Yokose1, Shingo Watada2 (1. Department of Earth and Planetary Science, The University of Tokyo, 2. Earthquake Research Institute,The University of Tokyo)
2022年のトンガ火山噴火によって放出された気圧波(ラム波)は地表付近の伸縮歪を励起した(Takamori et al.2023)。岐阜県の大型低温重力波望遠鏡KAGRAに併設されている歪み計観測では地球を周回する気圧波に伴う歪みを同地点の気圧計と比較し、1方向の歪みと気圧変化には明確な相関が確認できた一方で、相互相関関数の最大値の時刻ずれから歪みが25~155秒先行している結果も得られた。この歪みの先行は従来の静的弾性応答理論では説明がつかない。
本研究では、150点の気象庁AMeDASを用いて、直達気圧波の到来方向と到来時刻を日本全国で確かめた。AMeDAS気圧観測点を頂点とする球面ドロネー三角形分割を用いて日本全国を分割し、各領域ごとに伝播速度・方位を推定した。気圧波を回転する大円の伝播として仮定した新しい気圧伝播モデルを開発し、気圧の伝播速度・方向を推定した。このモデルは、従来の平面近似を用いていない点と、観測点以外の任意の地点で伝播速度・方位を推定できる点で優れている。
気圧の推定結果から、1)西日本の方が東日本より伝播速度が平均して約5m/s程度速い、2)火山からの直達方位と比べて観測方位は北東向きに約3度流された、等の特徴が確認された。これらの特徴は当日の大気風速・気温構造と比較して定性的に説明する事が可能である。
現在、歪みの先行を理由づける新たな理論の導出を目指している。
本研究では、150点の気象庁AMeDASを用いて、直達気圧波の到来方向と到来時刻を日本全国で確かめた。AMeDAS気圧観測点を頂点とする球面ドロネー三角形分割を用いて日本全国を分割し、各領域ごとに伝播速度・方位を推定した。気圧波を回転する大円の伝播として仮定した新しい気圧伝播モデルを開発し、気圧の伝播速度・方向を推定した。このモデルは、従来の平面近似を用いていない点と、観測点以外の任意の地点で伝播速度・方位を推定できる点で優れている。
気圧の推定結果から、1)西日本の方が東日本より伝播速度が平均して約5m/s程度速い、2)火山からの直達方位と比べて観測方位は北東向きに約3度流された、等の特徴が確認された。これらの特徴は当日の大気風速・気温構造と比較して定性的に説明する事が可能である。
現在、歪みの先行を理由づける新たな理論の導出を目指している。
