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[P09-15]The influence of characteristics of microseismicity catalog in geothermal field on ETAS analysis results

*Naoki Aoyagi1, Kyosuke Okamoto1, Yusuke Mukuhira2, Hiroshi Asanuma1 (1. National Institute of Advanced Industrial Science and Technology, 2. Tohoku University)
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ETASモデルのパラメータの一つのµは独立して発生した地震の発生レートを表す。地熱地域のような流体活動が活発な地域において,流体流動起因の微小地震発生傾向はµを推定することで間接的に評価できる可能性がある。安定したETAS解析には十分な地震イベント数があることが望ましいが,µの時間変化の評価には地震カタログを解析時間窓により分割する必要があり,各解析窓に含まれるイベント数の減少により推定結果の信頼度が低下することが懸念される。また、地熱地域ではマグニチュードの小さい群発性の微小地震が短時間に多発することがあり,地熱地域で観測される地震のETASパラメータは自然地震のものとは大きく異なる可能性がある。本研究では地熱地域で発生する微小地震の上記特性がµ等のETASパラメータの推定結果に及ぼす影響について報告する。奥会津地熱地域の地震カタログを模擬したETASパラメータを持ち,時間的な定常性のある人工カタログを解析時間窓で分割してETAS解析した。分割したデータより得られたETASパラメータと元のモデルのETASパラメータ(真値)を比較した。解析時間窓に含まれるイベント数を変え,それぞれのイベント数で1000回試行した。イベント数条件毎に,1000回分の試行における平均・標準偏差を計算した。µ推定値の平均は,100イベントで1.16,1000イベントで0.964,10000イベントで0.877と,イベント数増加に従い真値である0.876に漸近した。イベント数によるETASパラメータ推定結果への影響について,地熱地域では群発性の微小地震が発生する場合があり,地震カタログ中の一定期間におけるイベント発生密度が著しく増加することがある。それによって解析時間窓で分割したカタログにおけるETASパラメータ推定結果がばらつき,平均が真値より乖離したと考えている。本研究では,地熱地域の地震カタログにおいて,解析時間窓によるETAS解析ではイベント数がµ推定結果に影響を及ぼすという知見が得られた。今後,この知見を活用し,地熱地域でのµの時間変化を解析し,流体流動起因の微小地震発生傾向と、蒸気生産データ等その他の時系列データとの関連性を評価する予定である。謝辞:本研究の一部は独立行政法人エネルギー・金属鉱物資源機構(JOGMEC)の地熱発電技術に関する委託研究「地熱貯留層評価・管理技術」の一環として実施した。また,地熱技術開発株式会社及び奥会津地熱株式会社から微小地震計測に関して多大なるご協力を賜るとともに坑井データ等を提供して頂いた。ここに記して感謝の意を表す。