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[P09-18]Detecting depth dependency of the deviatoric stress field in the seismogenic layer of the Kyushu Island, based on the focal mechanism data.

*Serika Mishima1, Satoshi Matsumoto2, Kentaro Emoto2, Yuhei Yuasa3, Yushi Nagayama1 (1. Kyushu university, 2. Institute of Seismology and Volcanology Faculity of Science, Kyushu University, 3. Japan Meteorological Agency)
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九州内陸の九州における地震間期の上部地殻の変形は下部地殻の非弾性変形とプレート間固着に強く影響されると考えられており、九州の下部地殻が上部地殻へ作用する応力レートはYuasa and Matsumoto (2023)により、GNSSのデータを用いて推定されている。この研究から、下部地殻の非弾性変形が引き起こした上部地殻の弾性ひずみによって応力がより上昇した部分と内陸地震の震源分布は一致しているということが明らかになった。地震の発生はその場の偏差応力場によって規定されるが、下部地殻による応力変化量が大きければ変化の向きも含めて直上でも地震の発生様式と関連があると考えられる。そこで、下部地殻から直接力を受けている可能性がある地震発生層底部から上部への応力場鉛直変化を調べることで、原因となる下部地殻変形や上部地殻での応力不均質を検討することを目的とした。
九州内陸の応力場鉛直変化とその地域的特徴を見るため、九州内陸の地表から95%の震源の深さの値D95(Matsumoto et al., 2015)を基準にして、地震発生層を鉛直方向に複数に分け、深さごとの規格化応力テンソルを求めた。地震データは九州大学地震火山観測研究センターのルーチン処理データから1993年1月1日から2016年4月14日の熊本地震前震前までに起きた地震の初動極性を使用した。HASHプログラム(Hardebeck and shearer 2002)を用いて、発震機構解を求め、その結果とマグニチュードから地震モーメントテンソルを求めた。水平方向には0.15°×0.15°のブロックに分割し、ブロック内で起きた地震のモーメントテンソルを深さごとに分けて足し合わせ、領域内の深さごとの規格化偏差応力テンソルを求めた。D95における応力変化テンソルはYuasa and Matsumoto (2023) によって得られた下部地殻の非弾性歪み速度を基に計算した結果を用いた。偏差応力テンソルの回転から、地震発生層での活動に鉛直方向の変化があるのかどうかを考察した。
鉛直方向に変化があった領域は中央構造線沿いや九州南部の左横ずれ剪断帯周辺に多く見られた。また、下部地殻からの応力変化とその直上の地震発生層の底での地震の発生様式に大きな違いがある有明海北東部の領域において、地震発生層の底と同様に上部でも隣接する領域・深さで様々な応力テンソルを示し、上部地殻内での応力不均質が考えられる。